野球の世界一を決めるWBC(ワールドベースボールクラシック)がいよいよ3月8日に開幕します。日本代表は国内で合宿後に、強化試合を行う予定となっています。今回は、メジャーから大谷選手やダルビッシュ選手が参加することで話題になっていますね。
しかし、他にも注目を集めている選手がいることはご存知でしょうか。その選手とは、初の国外生まれの選手となったラーズ・ヌートバー選手です。報道などでも取り上げられていますが、まだ知らないことも多いのではないでしょうか。そこで今回は、ヌートバーはなぜたっちゃんで日本代表?国籍成績もといった気になる情報を紹介します。


ヌートバーはなぜたっちゃん?
ヌートバー選手のフルネームは、ラーズ・テイラー=タツジ・ヌートバーです。ミドルネームに日本名「タツジ」が入っていることがわかりますね。
日本名も持っており、榎田 達治というそうです。そのため「たっちゃん」のニックネームが付けられているようですね。侍ジャパンでは「たっちゃん」と書かれたTシャツを作成してヌートバー選手を迎え入れました。
ヌートバー選手も侍ジャパンに合流することを楽しみにされていました。嬉しいサプライズだったのではないでしょうか。 達治という名前は祖父の名前から付けられたそうです。
ヌートバーはなぜ日本代表?
ヌートバー選手はアメリカ人の父、日本人の母を持つ日系アメリカ人です。今回、日系人として初めてWBCの日本代表に選ばれました。
WBCでは、その国の国籍を持っていることだけでなく、永住権を持っていることや両親のどちらかがその国の国籍を持っていれば代表として選出できるというルールを定めています。今回も、ヌートバー選手の母親が日本国籍だったことから条件を満たし選出されました。
ちなみに初めて日本代表への勧誘を行なったのは、大谷選手の通訳を務める水原一平さんだったそうです。面識はなかったようですが、InstagramのDMで日本代表に興味がないかと聞かれたヌートバー選手は「必要な書類があるなら何でも書いてすぐに送るよ」と即答したといいます。
ヌートバーの国
ヌートバー選手は、現在アメリカに在住し、2021年よりメジャーリーグのセントルイス・カージナルスでプレーしています。ポジションは外野手です。
自身はカリフォルニア州で生まれましたが、姉と兄は日本で生まれたそうです。2006年に高校野球日本代表がアメリカへ遠征した際にはホストファミリーとして高校球児を受け入れました。
その中には、ハンカチ王子として有名になった斎藤佑樹選手の姿もあったそうです。当時とても興奮したというヌートバー選手、今回17年ぶりに斉藤選手と再会を果たしたことが報道され話題となりました。
ヌートバーの成績
3月6日に行われた阪神タイガースとの強化試合にてタイムリーを放ち先制に貢献したヌートバー選手。初出場ながら存在感を示しました。
アメリカでは2018年にプロ入りしました。2019年はマイナーリーグで101試合に出場し、打率打率.264、7本塁打、38打点、4盗塁を記録しました。
2020年はコロナの影響でマイナーリーグの試合がなかったものの、2021年にメジャーデビューしました。目立った打率ではないものの安定した成績を残しているようですね。2022年はライトでの起用が多かったようですね。
まとめ
・ヌートバー選手が日系選手初の代表選出
・日本でのニックネームは「たっちゃん」
・母が日本人の日系アメリカ人
・強化試合ではタイムリーで先制
今回は、ヌートバーはなぜたっちゃんで日本代表?国籍成績もといった気になる情報を紹介しました。初の日系人選手の代表登用で注目を集めていますね。
日本でのプレーを楽しみにされているいることがよくわかり、試合での活躍を楽しみにされていた方も多いのではないでしょうか。強化試合での活躍もあり、8日からのWBCでも活躍が期待できそうです。日本の初戦は、9日の中国戦となる予定です。
