20チームが参加する国・地域別対抗戦『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC』(WBC) の第5回大会が3月8日、台湾で開幕しました。そして、3月9日に東京ドームで日本代表“侍ジャパン”の初戦となる中国戦が行われます。
そこで今回は、日本の初戦相手となる中国代表の強さに強い日本人やメジャーリーガー、監督に先発予想についてリサーチしました。





中国代表の日本人
ついに開幕した『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC』。2023年3月9日 (木) 、日本の初戦の相手は中国です。
そして、茨城県日立市の日立製作所・硬式野球部に所属する真砂勇介選手が、WBCの中国代表に選出されました。2013年から2022年までは、プロ野球の福岡ソフトバンクホークスでプレーしていた真砂選手。
2022年10月にソフトバンクから戦力外通告を受け、2022年12月1日付で日立製作所・硬式野球部に加入しました。
真砂選手は中国の国籍を保有していないものの、父親が中国籍で母親も日本人と中国人のハーフということで、WBCの出場資格に該当し、中国代表入りが打診されたようです。
両親のルーツである中国代表チームの一員となることに“運命”を感じつつ、夢の大舞台を前に「日本と中国の皆さんに元気なプレーを見せたい」と活躍を誓っています。
中国代表のメジャーリーガー
WBC第1回大会から出場を続けるも、2勝のみにとどまっている中国。
今大会は2017年の前回大会でも登板し、現在は韓国リーグのKTウィズで活躍している中国系韓国人のチュ・グォン選手が投手陣の柱とみられています。
さらに、2023年1月にロサンゼルス・エンゼルスとマイナー契約を果たした中国系アメリカ人のアラン・カーター選手らを擁してWBCに臨むとされています。
また、2009年大会から出場しているレイ・チャン選手がコーチ兼任でプレーするようです。
中国代表の強さ
WBCの1次ラウンドで日本代表が3月9日に初戦を戦う中国ですが、野球の強さはWBSCランキング30位です。3月3日に鹿児島薩摩川内市内で強豪の社会人チーム・ENEOSと対戦しましたが0-13で完敗。
中国代表の親善試合はこれまでに7試合行われ、社会人や独立リーグ、クラブチームを相手に3勝4敗の結果になっており、現状は厳しい戦いが続いています。
決して強い国とは言えませんが、WBCでは第2回大会でも台湾に勝利し、第3回大会ではブラジルに勝利するなど着々とレベルアップをはかっています。
日本代表にとって油断大敵と言える対戦相手なのかもせれません。
中国代表の監督
WBCに出場する中国代表の監督を務めるのは、現在75歳のディーン・トレーナー監督です。
3月9日に日本との対戦を控えたトレーナー監督は「我々にとって日本戦は挑戦だ。多くの観客が来ると思うが、ファンの方々の応援を力に、何とか最善を尽くして挑戦したい。とにかくチャンスを狙って勝ちに行きたい」と日本戦に向けた覚悟を伝えています。
トレーナー監督は、覚悟を示した上で「WBCが始まるという気持ちでいっぱいだ」と胸を躍らせているようです。
中国戦の日本代表の先発予想
日本代表“侍ジャパン”は現在、大会初戦となる3月9日の中国戦に向け、強化試合を通して、最後の調整、選手の見極めを行なっています。
そして、先日チームに合流した二刀流の大谷翔平選手が中国戦の先発投手として決定しました。
WBCでは先発投手が降板後も指名打者で出場できる通称“大谷ルール”というのが適用されます。大谷選手は初戦となる中国戦に投手で先発し、その後は指名打者として投打二刀流でフル回転する見込みのようです。
今大会“史上最高”と評される日本のピッチングスタッフがどんなローテーションを組むかは、世界一を狙う上で大きなポイントとなることでしょう。
まとめ
今回は、3月8日に開幕した『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC』で日本の初戦の対戦相手となる中国についてご紹介してきました。
いよいよ台湾で開幕したWBC。3大会ぶりの優勝を目指す日本代表“侍ジャパン”は3月9日、東京ドームで中国との初戦を迎えます。日本国内でも野球ファンのみならず、国民の盛り上がりをみせています。
初戦の中国相手に日本は、どのような戦いをみせるのか楽しみですね。




