TBS系列で毎週月曜日の夜9時から放送されている番組『クレイジージャーニー』。2月6日の放送回では、没船を専門とし、年間300日以上海外を飛び回り、世界中の海で日々研究をしている水中考古学者・山舩晃太郎さんが登場します。
水中考古学とは、水没している遺跡の発掘や研究を行う考古学のひとつで、その中でも一番多いのが沈没船であり、 山舩さんは沈没船を専門として、日々研究をしています。
今回は、山舩晃太郎さんの経歴や学歴とプロフィール、年齢にテレビや本・書籍についてリサーチしました。





山舩晃太郎の経歴プロフィール
・名前:山舩 晃太郎 (やまふね こうたろう)
・出身地:秋田県
・生年月日:1984年3月21日
・年齢:38歳 (2023年2月時点)
・職業:考古学者 (水中考古学・船舶考古学専門)
山舩晃太郎 (やまふね こうたろう) さんは、秋田県出身の考古学者で、専門は水中考古学と船舶考古学です。父親が転勤族のサラリーマンだった影響で愛知県名古屋市や千葉県市川市などで育ちました。
高校はスポーツ推薦で法政大学第一高等学校に入学。高校卒業後、法政大学文学部へ入学し、ローマ史学者の後藤篤子さんの西洋古代史ゼミナールを受講。
そして、卒業論文への準備を始めていた時にアメリカ合衆国の考古学者であるロバート・フォーレスト・バージェスの著書『海底の1万2000年―水中考古学物語』を読んで感銘を受け、また自身も映画『インディ・ジョーンズ』や『グラン・ブルー』が好きだったこともあり、水中考古学者になることを決意しました。
山舩さんはテキサスA&M大学大学院への入学を決意し、アメリカへ留学。語学学校などに通い英語を勉強し、大学院への入学。大学院では、ますます水中考古学の面白さと奥深さに魅了され、大学院修了時の博士論文を国際学会で発表し大きな反響があり、世界各国から共同研究や遺跡調査への要請を受けるようになりました。
現在は世界各地で沈没船を探索、調査を行うと共に、水中考古学の分野で多彩な活動をしています。
山舩晃太郎の学歴
山舩晃太郎さんは小学校時代に野球を始め、スポーツ推薦で法政大学第一高等学校に入学し、野球部へ入部して投手としてプロ野球への夢を追っていました。しかし、高校2年の時に右肘を故障して手術を受け、その影響で甲子園予選大会に出場することは出来ませんでした。
山舩さんは野球を諦めきれず、2002年に法政大学文学部へ入学し、野球部に所属。しかし、他の選手とのレベルの違いや故障再発などで挫折し野球を断念。
そんな中、山舩さんは大学でローマ史学者・後藤篤子さんの西洋古代史のゼミに在籍。そして卒業論文の準備中に目にしたロバート・フォーレスト・バージェスの著書『海底の1万2000年―水中考古学物語』をきっかけに水中考古学に興味を持ちました。
大学卒業後、テキサスA&M大学大学院への入学をするために単身アメリカへ留学。まずはテキサスA&M大学併設の語学学校へ入り、英語力を磨き、無事に大学院に入学しました。1日の大半を研究と語学の勉強に当てて何とか大学院を卒業。
山舩さんの大学院修了時の博士論文では「フォトグラメトリを応用し、デジタル3Dモデルを用いて沈没船復元再構築の理論を進化させる方法」テーマとして執筆し、水中考古学関連では最も権威があると言われる国際学会でも大きな反響を得ています。
これがきっかけとなって世界各国から共同研究や遺跡調査への要請を受けるようになったそうです。
山舩晃太郎の年齢
山舩晃太郎さんは、1984年3月21日生まれ、38歳 (2023年2月現在) です。世界の海や川に潜って遺跡や沈没船の発掘調査を行う水中考古学者である山舩晃太郎さん。
そして山舩さんは、沈没船の記録方法として被写体を360度からたくさん撮影して3Dを作る“フォトグラメトリ”を水中考古学の分野に持ち込んだ業界の革命児とされています。導入以前の記録や測量は、メジャーを使い手作業で1か月もかけて記録をしていたそうです。
そんな山舩さんには、世界中から発掘調査の依頼が舞い込みます。現在は世界のあらゆるところで沈没船を探索、調査を行うと共に、自らが考案したフォトグラメトリの応用によるデジタル3Dモデルを用いて沈没船や水中遺跡を可視化するなど、水中考古学の分野で多彩な活動を展開しているのです。
山舩晃太郎のテレビ出演
水中考古学者として海外を飛び回り、世界中の海で日々研究をしている山舩晃太郎さん。
そんな山舩さんが、TBS系列で2月6日午後9時から放送の番組『クレイジージャーニー』に登場します。“水中考古学はタイムカプセル”と語る山舩さん。
今回はクロアチアの国家プロジェクトに参加する山舩さんの【古代ローマの沈没船発掘旅】に番組スタッフが同行するようです。2018年に発見された、二千年前に沈んだ古代ローマの船の調査になるプロジェクトには、そうそうたる考古学者たちが招集され、古代ローマの沈没船の発掘に挑みます。
二千年前の沈没船に関わる発見は「金貨が見つかるよりうれしい」と語る、山舩さんのクレイジージャーニーぶりに注目です。
山舩晃太郎の本・書籍
新潮社から2021年7月15日に山舩晃太郎さんの書籍『沈没船博士、 海の底で歴史の謎を追う』が発売されました。
世界中の海や川の底に眠る沈没船。英語力0の少年が10年かけて憧れの水中考古学者になり、発掘現場では驚きと発見の連続で沈没船の正体を推理したりするなど、発掘現場のリアルを伝えてくれます。
そして、まだ見ぬ船を追うエキサイティングな発掘記の内容に、若き水中考古学者の情熱あふれる1冊です。時間を忘れて打ち込めるくらい夢中になれることを見つけてほしいという思いが詰まった本になっています。
まとめ
今回は、没船を専門として、世界中の海で日々研究をしている水中考古学者・山舩晃太郎さんについてご紹介してきました。
学生時代は、野球を熱心に取り組んでいた山舩さん。しかし、怪我の影響で野球を断念し、大学時代に水中考古学に出会いました。山舩さんは、水中考古学の世界にどんどんのめり込み、現在では世界のあらゆるところで沈没船を探索・調査を行い、水中考古学の分野で多彩な活動を展開しています。
これからも水中考古学者としての山舩晃太郎さんの活躍に期待ですね。




